こどもの歯(乳歯)のむし歯について
むし歯のきっかけになる菌は、赤ちゃんの時に周りの大人から移ってきます。
菌は生えたての歯の表面に定着し、かわいい歯でもむし歯にしてしまいます。
むし歯とは特殊な病気です。
- 周りの大人から菌がうつる”感染症”
- 日々の習慣が原因で起こる”生活習慣病”
- それに体質・遺伝的な原因が加わります。だ液、歯の固さ、歯ぐきの状態、歯並び、舌癖、口呼吸
単に歯みがきだけでは予防できないのがむし歯という「病気」です。
「むし歯になっても乳歯だし、永久歯が生えてくるから大丈夫」
と思われているパパ・ママも多いのではないでしょうか?
それは間違いです、子供(乳歯)のむし歯を放っておくとその子の一生に影響します。
実際、乳歯の時にたくさんむし歯がある子が永久歯になった時、むし歯になる本数が乳歯時にむし歯のないの子の2倍という研究結果が出ています。
(1998年小児歯科学会調べ)
そのほかにも・・・
永久歯の歯胚(歯の元となる種)が傷付いて、永久歯が変色する。
歯が動いて永久歯が変な場所に生えてくる。
永久歯が生えてくる前だからこそ、しっかりとした治療、予防が重要になってきます。